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C大阪ダンバンラムがロシアへ帰国!W杯最終予選・日本戦の欠場確実も目標は…

セレッソ大阪 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのセレッソ大阪に所属するベトナム代表GKダン・バン・ラム(28)は、先月のトレーニング中に左肩関節脱臼という怪我を負ったことにより、今季中の復帰が絶望的となっている。その中、ベトナムメディア『tin tuc』は21日、同選手がすでにセレッソ大阪のチーム活動から離れていると報じた。

 ロシア人の母親をもつダン・バン・ラムは、タイ1部の強豪ムアントン・ユナイテッドで正守護神として活躍した後、ヨーロッパ方面からオファーが届く中、今年1月にセレッソ大阪へ加入。ただ、韓国代表GKキム・ジンヒョン(34)やバックアッパーのGK松井謙弥(36)の間に割って入ることはできず、今季ここまで公式戦2試合の出場にとどまっていた。

 同選手は先月7日開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・オーストラリア戦に出場していたが、セレッソ大阪に再合流した後、左肩関節脱臼により戦線離脱。復帰まではおよそ3カ月を要するものとみられ、一足早く今シーズンを終えている。

 その中、『tin tuc』はダン・バン・ラムがセレッソ大阪の了承を得た上で、ロシアへ帰国。現在は来年での実戦復帰にむけてリハビリに励んでいるという。また、同選手は帰国前に東京にあるベトナム大使館を訪問。駐日ベトナム大使に対して、セレッソ大阪におけるハードトレーニングやチームメイトのプロ意識について語ったという。

 なお、ベトナム代表は来月の代表ウィーク期間中にカタールW杯アジア最終予選の日本戦とサウジアラビア戦を控えている。ダン・バン・ラムはこの2試合を欠場することが確実となっているが、来年3月末に日本国内で開催予定の日本代表とのリターンマッチに出場することも復帰にむけての目標のひとつに掲げているようだ。