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冨安健洋の後継者獲得へ始動!ボローニャのターゲットは?

冨安健洋 写真提供: Gettyimages

 ボローニャは日本代表DF冨安健洋(22)を今夏の移籍ウィンドウでアーセナルへ完全移籍により放出しているが、同選手の後釜確保にむけて本格的に動いているようだ。21日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 冨安健洋は2019年夏にジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)からボローニャへ加わると、シニシャ・ミハイロビッチ監督のもとでセンターバックのほか右サイドバックでも起用される中、昨季はセリエAで31試合に先発出場するなど、守備陣の主力としてチームを支えていた。

 そんな冨安健洋を失ったボローニャは、第8節終了時点で3勝3分2敗としており、勝ち点12を獲得。ただ、失点数が「15」と守備面で課題を抱えている。また、ミハイロビッチ監督は開幕からチリ代表DFガリー・メデル(34)とDFケビン・ボニファーツィ(25)のセンターバックコンビを中心として4バックシステムを採用していたが、今月3日開催の第7節・ラツィオ戦から3バックシステムに変更している。

 その中、クラブ幹部は右サイドバックとセンターバックでプレー可能な選手を来年1月に獲得する方針を固めているとのこと。フランスや北欧方面にターゲットを定めているほか、直近数週間にわたりスカウト陣を派遣している。

 なお、ボローニャは今年6月にベネベントを退団して無所属状態にあったMF二コラ・ビオラ(32)の獲得を公式発表している。守備陣の選手層強化を目指す中、ボローニャは冨安健洋のような逸材を迎えることができるのだろうか。