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社員がタダ働き!?ファン・ウェルメスケルケン・際経営の寿司屋が抱える問題の裏事情とは…

エールディビジ

 エールディビジ(オランダ1部)のPECズヴォレに所属するDFファン・ウェルメスケルケン・際(27)は、自身の経営する寿司屋で給与未払い問題を抱えているようだ。21日、オランダメディア『rtv Oost』が伝えている。

 日本とオランダの二重国籍を有するファン・ウェルメスケルケン・際は、昨年にオランダのレークに『Sushi Roku』をオープンさせると、今年4月にはズヴォレに2号店を構えている。しかし、『rtv Oost』の報道によると、『Sushi Roku』で働く社員は数カ月間分の給与を未だに受け取っておらず、中には弁護士を雇っている人もいるとのこと。弁護士は店側との和解を望んでいるものの、現時点で問題の解決には至っていないという。

 その一方で、寿司屋のマネージャーは2号店をオープンする際に、店のリフォームを行った業者との間にトラブルを抱えていることを明言している。業者からは4万ユーロ(約530万円)の支払いを求められているものの、マネージャーは業者が勝手にリフォームを行ったものであり、支払いがない場合にはメディアに情報を流すと脅されたと主張している。ただ、ファン・ウェルメスケルケン・際はこの一連の問題に対して、現時点でコメントを出していないようだ。

 なお、ファン・ウェルメスケルケン・際はヴァンフォーレ甲府の下部組織出身であり、高校卒業と同時に渡欧。ドルトレヒトでプロキャリアをスタートさせると、2019年夏にPECズヴォレへ加入。昨季は右サイドバックのレギュラーとして開幕からリーグ戦22試合連続で先発出場していたが、ひざを負傷。現在にわたり長期離脱を余儀なくされている。