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「スポーツができることに感謝」医療従事者である大迫敬介の兄が残した言葉に…

オリンピックのモニュメント 写真提供: Gettyimages

 U24日本代表は東京五輪男子サッカー競技の3位決定戦・メキシコ戦で1-3と敗れ、銅メダル獲得を逃した。しかし、準決勝・スペイン戦をはじめオリンピックの舞台における戦いは、サッカーファンのみならず、多くの日本国民に感動をもたらした。その中、明治安田生命J1リーグのサンフレッチェ広島に所属するU24日本代表GK大迫敬介の兄の言葉が反響を呼んでいる。

 U24日本代表はグループステージを3戦全勝で首位通過。準々決勝・ニュージーランド戦では苦戦を強いられたものの、PK戦の末に勝利。そして準決勝・スペイン戦では優勝候補と激闘を演じたものの、延長後半にレアル・マドリードのMFマルコ・アセンシオにゴールを決められ、0-1と黒星を喫していた。そして6日に埼玉スタジアム2002で行われたメキシコ戦でも1-3と敗れたことにより、4位で大会を終えている。

 メキシコ戦を終えた後、インタビューで涙を流していた久保建英やキャプテンとして大会を通じてチームをけん引してきたサンプドリアのDF吉田麻也など、U24日本代表のイレブンには数多くの労いや称賛の言葉が送られている。

 その中、看護師である大迫敬介の兄はSNSに弟や久保建英が映された写真をアップするとともに「何よりもスポーツができることに感謝。それを忘れないで欲しい。沢山のパワーを貰いました。ありがとう。医療従事者として最前線に立つ兄より」と投稿している。

 大迫敬介はオリンピックの舞台で一度もピッチに立つことはなかった。それでもバックアッパーとしてつねに準備を行い、仲間を励ます姿に心を打たれたファンは多いはずだ。