セリエA ミラン

ミラン、チェルシーFW獲得へ交渉継続も…インテル移籍チャルハノールの後釜候補

ハキム・ツィエク 写真提供: Gettyimages

 ミランは2020/21シーズン終了後に攻撃陣の主力であったトルコ代表MFハカン・チャルハノールが契約満了により退団し、ライバルクラブであるインテルへ移籍している。そのチャルハノールの後釜確保が急がれる中、モロッコ代表FWハキム・ツィエクの獲得へチェルシーとの交渉を続けているようだ。30日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 現在28歳のツィエクは、昨夏にエールディビジ(オランダ1部)の強豪アヤックスからチェルシーへ完全移籍により加入。しかし、今季はひざの負傷により開幕から出遅れるとプレミアリーグで15試合、UEFAチャンピオンズリーグでは3試合の先発出場にとどまり、トーマス・トゥヘル監督就任後に出場機会を減らしていた。

 ツィエクはチェルシーとの契約を2025年6月まで残しているが、本人はミランからの関心を魅力的に感じているという。また、チェルシーは同選手の放出に前向きな姿勢を見せており、ミランとの交渉を続けているとのこと。しかし、クラブ間交渉に進展はないという。ミランは買い取りオプション付きの1年レンタルにより獲得することを望んでいるが、チェルシーはこれを容認しない可能性があるようだ。

 なお、ミランはチャルハノールの後釜候補として、ツィエクの他にバルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョやエバートンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、ボルシア・ドルトムントに所属するドイツ代表MFユリアン・ブラントの名前が挙がっている。