セリエA ユベントス

ユベントス幹部、ベネベントに敗戦もCロナウドのピルロ監督の去就に「1試合の結果で…」

クリスティアーノ・ロナウド 写真提供: Gettyimages

 ユベントスは21日にホームで行われたセリエA第28節・ベネベント戦で黒星を喫したが、試合後にクラブ幹部がアンドレア・ピルロ監督とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの去就に言及した。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 ユベントスは今月に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16のポルト戦2ndレグで3-2と勝利したものの、アウェイゴール差で敗退。また、リーグ戦ではベネベント相手に0-1と敗れたことにより、首位インテルとの勝ち点差を10から縮めることができなかった。

 また、ユベントスと2022年6月まで契約期間を残しているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが今夏にも退団するという噂が駆け巡っているほか、今季終了後にアンドレア・ピルロ監督を解任する可能性が浮上するなど、クラブを取り巻く状況は悪化している。

 それでもユベントスのファビオ・パラティチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)はピルロ監督やロナウドの去就について「我々のプロジェクトは昨シーズンに始まったばかりだ。1試合の結果で我々の考え方や戦略が変わることはない。我々が今までに成し遂げてきたことを幸せに感じているし、これまでと変わらず改善を積み重ねる」とベネベント戦後に語っている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり昨年下半期の損失額が1億1370万ユーロ(約147億)に膨れ上がっていることが明らかになったユベントスだが、多くのファンから来季以降の陣容やクラブの中長期計画に対して不安の声があがっている。