Jリーグ 大宮アルディージャ

大宮アルディージャ、石井正忠監督の退任発表。1シーズンでのJ1昇格失敗

 大宮アルディージャは28日、昨季終盤戦からチームを率いてきた石井正忠監督の退任を公式発表した。

 石井正忠は昨季、リーグ戦残り3試合とJ1残留争いの真っ只中に大宮アルディージャの指揮官に就任したものの1分2敗戦に終わり、18位と最下位でJ2リーグ降格という屈辱を味わった。

 そして1シーズンでのJ1リーグ昇格を最大目標に掲げて臨んだ今シーズンは終盤の巻き返しが功を奏し最終節でJ1参入プレーオフ圏内への滑り込みに成功。シーズンを5位で終えたため、6位・東京ヴェルディとホームでJ1参入プレーオフ1回戦に臨んだものの、10人の相手に先制ゴールを許し、そのまま0-1で敗戦。試合終了後には同監督の采配に対してサポーターから手厳しい声が上がっていた。

 今季のJ1昇格という目標が失敗に終わったことを受けて、試合翌日以降から監督交代の可能性に関する報道が飛び交っていたが、28日にクラブは正式に同監督の退任を発表している。

 石井監督は「大宮アルディージャに関わる全ての皆さま、パートナー企業の皆さま、ファン・サポーターの皆さま、今年の目標であったJ2優勝を果たせなかったこと、プレーオフのチャンスも逃しJ1に復帰できなかったことを大変申し訳なく思っています」

 「2017年のリーグ戦残り3試合での監督就任から今年最後の試合まで一生懸命、練習に取り組み、試合では全力で戦ってくれた選手たち、献身的にサポートしてくれたチームスタッフ、クラブ関係者、私に関わってくださった全ての方々の力で、素晴らしい経験をさせていただきました。感謝しています」

 「ファン・サポーターの方々は、良いときも苦しいときも、ホームでもアウェイでも、常に大きな声援で選手を後押しし、一緒に戦ってくださり本当にありがたく思っています。私はクラブを去ることになりますが、来シーズンはファン・サポーターの方々と同じように大宮アルディージャを応援したいと思います。一年間という短い期間でしたが、大変お世話になりました(クラブ公式サイトより抜粋)」とコメントを発表している。