
日本サッカー協会(JFA)は4日、11月の国際Aマッチ2試合に挑む日本代表の招集メンバーを公式発表する。森保一監督がDF喜多壱也(レアル・ソシエダ)をはじめ新戦力を招集する可能性があるなか、評論家のセルジオ越後氏が同監督に疑問を呈した。
テレビ朝日スポーツの公式YouTubeチャンネルでは、2日にセルジオ越後氏へのインタビュー動画が公開。同氏は9,10月の国際Aマッチデーにおける森保ジャパンの戦いぶりについて「(キリンカップで)優勝したことは素晴らしい」と述べつつも、「2030年のワールドカップに向けた準備として、反省するところがいっぱいあったのではないかと思います」と指摘。MF堂安律(アイントラハト・フランクフルト)、FW上田綺世(リール)など主力選手の活躍が目立っただけに、チーム全体の底上げという観点から以下のように述べている。
「不動のメンバーだけで戦っても、成長はありません。 若い選手が出てこなければ、層の厚さは増しませんし、競争も生まれないんです。相手にどうしても勝ちたいという気持ちがあったため、将来を担う若い選手を育てる時間が少なかった。交代もあまりできなかったことが残念だったと感じます」
「北中米W杯で優勝したスペインには、10代の選手が3人いました。日本も若手をそこに競争させるため、育成を進めなければいけません。優勝するためにベテランばかりを使って結果を出しても、若手を育てるという点では不十分です。結果は優勝でしたが、ワールドカップに向けた準備という意味では、課題が結構残ったのではないかと思います」
そのセルジオ越後氏は批判の矛先を、森保一監督に向けている。ウルグアイ戦でスタメン出場して先制ゴールを挙げたMF松木玖生(サウサンプトン)、初招集のFW谷村海那(横浜F・マリノス)の起用法について、同氏は以下のように語っている。
「松木選手がいきなりデビューして点を取ったのに、継続性がなかったですね。彼にもっと時間を与えてプレーさせてほしかった。Jリーグで活躍している谷村も、結局1試合に出場しただけで、次はベンチからも外されてしまいました。これは若い選手の精神状態にとって、ポジティブなことではないと思います」
「今は2030年のワールドカップまでに、どれだけ時間をかけて若手を育てられるかが重要です。そのためには、やはり若い選手を試す必要があります。ワールドカップのメンバーである上田や伊東純也や中村敬斗らは、みんな知っています」
「ただ、アジアカップ、次のワールドカップに向けた準備として、勝ったから準備ができたということではありません。不動のメンバーで、もう一度ワールドカップを戦ったらどうなるのかという疑問が残ります。もう少し若手を育てることが必要です。競争することによって新しいチームに変わり、新しいスターが誕生する。それはどの国でもやっていることです」
11月の国際Aマッチデーでは、若手主体のブラジル代表と対戦する日本代表。新戦力のさらなる台頭が求められる。
コメントランキング