ワールドカップ

DR.TRIBE【試合診断書】W杯グループステージ ベルギー対パナマ

大会:ロシアワールドカップ
カード:ベルギー対パナマ
スコア:3-0
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審


ベルギーMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ロメル・ルカク

スペースの無い展開でもオープンな展開でも試合から消えないルカクの存在は大きい。彼が居ることでマルティネス監督の戦術変更も可能になったし、強烈なカウンターも実現した。2得点も十分な結果だ。


ベルギーTHW(ザ・ハード・ワーカー):ドリース・メルテンス

膠着状態が続いていた中で、彼のゴールはこの試合で非常に重要なものだった。序盤に不可解なシミュレーションなどもあったが、守備面でも貢献を見せている。


ベルギーMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ヤニック・フェレイラ・カラスコ

序盤こそスピードで存在感を見せたが、パナマにパスコースを消されてからは徐々に試合からフェードアウト。アザールと位置を入れ替え中央に位置を取ることもあったが、効果的ではなかった。


パナマMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ロマン・トーレス

強力な攻撃陣を有するベルギーを、最終ラインで身体を張ってブロックしていた。最終的には3失点したが、彼がいなければもっと早い時間にこの試合の決着はついていたはずだ。


パナマTHW(ザ・ハード・ワーカー):ガブリエル・ゴメス

中盤の底でアンカーとして、インターセプトやシュートブロックに汗をかいた。ボールが持てずに辛抱が必要な展開だったが、特に前半はディフェンスラインの前で網を張った。


パナマMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ブラス・ペレス

失望は言い過ぎかもしれないい。最前線で味方のサポートが期待られない状況の中で奮闘したが、シュートが少なすぎた。この試合でパナマ代表史上初のW杯得点者にはなれなかった。次節に期待がかかる。


ベルギー監督:ロベルト・マルティネス

3-4-3のシステムでスタート。5レーンすべてを埋め、サイドをアクセントにCBとSBの間のスペースを上手に使って前半中盤までは効果的にゴールに迫った。パナマが対策を施すと、前半は膠着状態が続いたが、後半の頭からはルカクに早いタイミングでクロスを送る攻撃を増やす。すると、その攻撃の中からメルテンスの先制弾が生まれた。2点目はクロスに警戒したパナマをあざ笑うような縦関係の好感から完璧な崩し。デンベレを投入し、4バックに変更すると直後にカウンターからアザールとルカクだけで得点を奪い、理想的な形で試合を終わらせた。課題は後半に緩くなった中盤のディフェンスか。


パナマ監督:エルナン・ダリオ・ゴメス

序盤こそハーフスペースと一番外側のレーンをうまく使ってくるベルギー相手に数多くのチャンスを作られたが、その後に修正し前半は満足できる内容だった。特にロマン・トーレスを中心とした守備組織は、最後の局面でベルギーの選手のシュートコースを限定し、簡単にはフリーでゴールに迫らせなかった。ボールにチャレンジする意識の強さからイエローカードを多く受けたが、積極性自体は悪い印象ではない。後半の速い時間帯に失点してしまったのはもったいない。一度は攻勢に出てベルギーゴールまで迫る場面もあったが、足が止まり始めてから立て続けに2失点して万事休す。ほろ苦いW杯デビューとなった。


主審:ジャニー・シカズウェ

序盤のメルテンスのあからさまなシミュレーションやホールディングのファールなどを必要以上に流す場面が見受けられた。結果は変らないかもしれないが、スコアは変っていたかもしれない。パナマの選手に不必要なファールが多かったこともあるが、8枚のイエローカードが飛びだす試合になってしまった。