ロシアワールドカップ開幕まで残り2日となった。今大会も多くの番狂わせ(ジャイアントキリング)が起きることを期待したい。そこで今回は過去の大会で起きたジャイアントキリングをご紹介したい。
セネガル代表
大会:2002年
スコア:フランス0-1セネガル
波乱に富んだ2002年の日韓W杯の中でも一際鮮烈な印象を与えたチームだ。開幕戦でもあった初戦で前回大会優勝のフランスに1-0で勝利。当時のフランス代表はジネディーヌ・ジダンら世界最高峰の選手たちを揃えていただけに世界中を驚かせる結果であった。
デンマーク代表
大会:2002年
スコア:フランス0-2デンマーク
グループリーグ第1戦セネガル代表に敗戦したフランス代表は、第2戦ウルグアイ戦でエースFWティエリ・アンリが退場し、スコアレスドローで試合を終えた。グループステージ最終戦でもデンマーク代表に敗北。最強クラスの攻撃陣を擁しながら、勝ち点わずか1、無得点で大会を去った。
アメリカ代表
大会:1950年
スコア:イングランド0-1アメリカ
グループリーグ第2戦アメリカ代表対イングランド代表の一戦で、セミプロ数名以外はアマチュアのアメリカが、全員プロのイングランドに1-0で勝利。FIFAの公式サイトにはW杯史上最大の番狂わせを演じたと称されている。
ドイツ代表
大会:2014年
スコア:ブラジル1-7ドイツ
母国開催となったブラジル代表は準決勝でドイツ代表と対戦。前半11分にミュラーのゴールでドイツが先制。勢いづいたドイツは前半だけで立て続けに5得点を奪い勝利を確実にした。後半もさらに2得点を加えてブラジルを粉砕した。通称ミネイロンの惨劇。
韓国代表
大会:2002年
スコア:イタリア1-2韓国
同試合を裁いたバイロン・モレノ氏が不可解な判定を連発。試合開始早々のPKやトッティの退場、ゴールがオフサイドで取り消されるなどイタリア代表に不利な判定が続いた。試合はアン・ジョンファンがゴールデンゴールを決め、韓国代表がベスト8に進出した。
韓国代表
大会:2002年
スコア:スペイン0-0韓国(PK勝利)
イタリア代表を破りベスト8に進出した韓国代表はスペイン代表と対戦。試合はPK戦までもつれ込み、韓国がベスト4進出を決定した。準決勝ではドイツに敗れている。
カメルーン代表
大会:1990年
スコア:アルゼンチン0-1カメルーン
開幕戦で前回優勝チームのアルゼンチン代表と対戦。後半61分と後半89分に退場者を出しながら、1-0で試合を終え大金星を挙げた。準々決勝でイングランド代表に敗れたが、英雄ロジェ・ミラが鮮烈なゴールを決めるなど大きなインパクトを残している。
北朝鮮代表
大会:1966年
スコア:北朝鮮1-0イタリア
W杯史上最も衝撃的な勝利とも称されるグループリーグ最終戦。北朝鮮代表が強豪イタリア代表をパク・ドゥイクの得点で1-0で破り、アジア勢初勝利とグループリーグ突破の快挙を成し遂げた。
北アイルランド代表
大会:1982年
スコア:スペイン0-1北アイルランド
北アイルランド代表はバレンシアのメスタージャで行われたグループリーグ最終節で開催国スペイン代表と対戦で勝利が必要だった。圧倒的なアウェイな環境の中で1点を守り切った北アイルランドが歴史的勝利を飾った。
コスタリカ代表
大会:2014年
スコア:コスタリカ1-0イタリア
3カ国が優勝経験を持つ「死の組」グループDに入ったコスタリカ。予選敗退が濃厚とみられていたが、初戦のウルグアイ戦で後半に3得点を挙げ逆転勝利。2戦目のイタリア戦では前半終了間際にブライアン・ルイス・ゴンサレスが挙げた1点を守り切り、D組突破一番乗りを決めた。
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