Jリーグ 大分トリニータ

大分トリニータのスポンサーが契約満了「関係修復は難しく…」“note炎上”が引き金に

大分トリニータのサポーター 写真:アフロスポーツ

 広島県安芸高田市を拠点に「おばあちゃん手作りの万能タレ(青の赤鬼・青の青鬼)」を生産・販売している『合同会社青』代表の沖田政幸氏が、大分トリニータとのクラブパートナー(スポンサー)契約満了を発表。FW鮎川峻がサンフレッチェ広島から大分へ期限付き移籍したことをきっかけに、大分のスポンサーになったが、契約満了の背景にはクラブとの関係があるという。

 沖田氏は1日、自身のXで「大分トリニータ様とのクラブパートナー契約について、2026年2月28日をもちまして契約満了となりました」とポスト。「クラブならびに大分トリニータサポーターの皆さまには、これまでのご縁に心より感謝申し上げます。 2年間本当にありがとうございました!」と綴っている。

 また、自身のnoteでも大分とのクラブパートナー契約満了を報告。「2023年7月に、サンフレッチェ広島から育成型期限付き移籍で加入した、鮎川峻選手を応援するために、大分トリニータの試合を観るようになり、大分にも試合観戦のために足を運びました」などと、改めてスポンサーになった背景を説明すると、契約満了の理由についてこう綴っている。

 「鮎川選手は今シーズンサンフレッチェ広島に復帰することになりましたが、それとは関係なく、引き続き大分トリニータをクラブパートナーとして応援していきたいと考えていました」

 「ですが、昨年末にnoteで炎上した一件もあり、クラブとの関係修復は難しく、またサポーターの皆さんにも不快な思いをさせてしまったことを鑑みて、ここで契約満了とするのがお互いにとって良いだろうと判断しました」

 本件は、クラブパートナー契約が単なる資金供給の枠組みにとどまらず、価値観と信頼の共有によって成立する関係性であることを示す事例である。スポンサーの情熱がクラブ支援へと発展する一方で、情報発信や姿勢を巡る摩擦はその関係を一気に揺るがす。

 地域密着を掲げるJクラブにおいては、資金規模の大小以上に、相互理解と慎重なコミュニケーション設計が持続的パートナーシップの前提である。今回の契約満了は対立の帰結というより、ブランドとコミュニティを守るための現実的な選択であったと言えるかもしれない。