
イングランド2部サウサンプトン所属MF松木玖生はこの冬、デンマーク1部ブレンビーIF移籍の可能性が取りざたされたものの残留。シーズン前半戦は出場機会に恵まれなかったものの、ここに来て同選手を取り巻く状況が好転しており、FC東京時代からの変化もあるという。
現地メディア『デイリーエコー』によると、トンダ・エッカート監督のコメントを伝えながら、松木のポジションがこれまでと大きく変化している点に注目している。FC東京やトルコ1部ギョズテペ在籍時はトップ下など中央でプレーし、フィニッシュやラストパスで違いを生み出す役割を担ってきた。しかしサウサンプトンでは主戦場を右サイドに移し、より戦術的なタスクを求められている。
エッカート監督は、同じ右ウイングでもMFトム・フェローズとはタイプが異なると説明。フェローズがワイドで仕掛けるのを好むのに対し、松木は内側に入り込む動きでスペースを生み出すという。右サイドバックが高い位置を取れるのは、松木が中へ絞る特性があるからだと強調した。実際、レスター戦後半では松木、シェイ・チャールズ、ジェームズ・ブリーの連係が機能し、右サイドに新たなダイナミクスをもたらしたという。
さらに同監督は、松木がボール保持時に常に受け手となり、中央でもプレー可能なインテリジェンスを備えていると評価。カップ戦ではボックス内に入り込み、ストライカーのようなフィニッシュも披露しており、トルコでの経験が生きているとした。
出場機会ほぼゼロの時期を経て、今や“信頼できる存在”としてダービーでも起用される立場に変わった松木。ポジションを右に移しながらも、中央的な役割を内包する新たな起用法で評価を高めている。FC東京時代とは異なるポジションで結果を示しつつある点は、今後のさらなる出場機会増加を予感させる材料と言えそうだ。
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