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チアゴ・サンタナに「試合前から暴言」浦和サポーターの言動が選手間で話題

チアゴ・サンタナ 写真:Getty Images

 浦和レッズは9月3日に埼玉スタジアムで行われたYBCルヴァンカップ準々決勝1stレグで、川崎フロンターレと対戦。ベルギー2部ベールスホット移籍見込みである元日本代表MF原口元気が試合後、DF荻原拓也、MF関根貴大と写真撮影したほか、メインスタンドにユニフォームを投げ入れたことで一部サポーターから批判を浴びているが、その一方でブラジル人FWチアゴ・サンタナに対する批判がチーム内で話題になっているという。

 サンタナは清水エスパルス移籍1年目の2021シーズンから2年続けてJ1リーグで2桁ゴールをマークするなど、浦和移籍前までは持ち前の決定力をいかんなく発揮していた。しかし、浦和移籍後は目立った結果を残せず。2025シーズンもJ1リーグ戦で開幕から9試合スタメン出場し3ゴールを挙げたが、その後はグロインペイン症候群の発症により戦線離脱。5月28日のJ1第22節セレッソ大阪戦で復帰したが、C大阪戦以降はスタメン出場1試合、途中出場7試合で1ゴールと苦しんでいる。

 川崎戦をはじめ前線でボールを収められないシーンが目立っているサンタナは、原口と同じく度々サポーターから批判を浴びているが、チームメイトはブラジル人ストライカーへの批判を気にしているという。

 報道によると、MF大久保智明は「チアゴに対して試合前からゴール裏から暴言が飛んできたり、そういうことが多かった」と川崎戦後にコメント。「話したりはしないですけど、『最近すごいよね』っていう話はみんなでしています」と語るなど、一部サポーターからの批判がチーム内で話題になっているようだ。

 この大久保の一部コメント内容は、ネット上で拡散されているが、一部サポーターによる「試合前の暴言」が特定の選手のパフォーマンスに影響を与えている可能性が考えられるところ。チーム内で共有されている現状に対するサポーターの捉え方も、チームの成績を左右する要素のひとつとなりそうだ。

 元スウェーデン代表FWイサーク・キーセ・テリンの加入もあり、今後公式戦での出場機会減少が予想されているサンタナ。8月23日開催の柏レイソル戦で試合後、アウェイゴール裏のサポーターの目の前でエキサイトしたほか、柏戦翌日にはインスタグラムアカウントのプロフィールのアイコンを変更し、浦和公式インスタグラムアカウントのフォローを外しているが、試合前の暴言に対して選手本人がどう思っているのか気になるところだ。