Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸移籍破談理由が「家庭の事情」も…ブラジル代表GKが欧州移籍交渉開始

ウーゴ・ソウザ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸によるブラジル1部CRフラメンゴ所属のブラジル代表GKウーゴ・ソウザ(23)獲得交渉は、ウーゴ・ソウザの家庭の事情により破談に終わったとみられている。しかし、ここに来て同選手に欧州移籍の可能性が浮上している。

 ヴィッセル神戸は昨年12月、買い取りオプション付きのレンタル移籍でウーゴ・ソウザ獲得オファーを提示もCRフラメンゴから却下。しかし年明けにレンタル移籍から完全移籍に切り替えて「移籍金130万ドル(約1億7000万円)の支払いでウーゴ・ソウザ保有権の50%取得」という条件で再度オファーを提示すると、クラブ間合意に達していた。

 またブラジル紙『O DIA』は今月11日、ヴィッセル神戸が選手サイドと3年契約締結で合意に達したと報道。ヴィッセル神戸移籍が確実とみられていた。しかし同選手の代理人が14日になって、ウーゴ・ソウザの母親が健康上の問題を抱えているため、国外移籍が極めて困難であることを告白。一転してヴィッセル神戸移籍は破談に終わったと報じられている。

 しかし『O DIA』の記者は16日に「ポルトガル1部ベンフィカがウーゴ・ソウザの契約交渉を開始。交渉は進行中である」とリポート。

 「彼はヴィッセル神戸移籍に近づいていた。CRフラメンゴはヴィッセル神戸からのオファーを受け入れたが、選手本人は日本行きに同意しなかった。現在、彼はポルトガルに行くかもしれない」とし、欧州移籍の可能性があると主張しているのだ。

 ブラジル国内でのプレーが濃厚とみられていた中、欧州挑戦に傾いているウーゴ・ソウザ。家庭の事情を口実にしてヴィッセル神戸のオファーを拒否した可能性が考えらえる。