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浅野拓磨、ボーフム降格で退団?契約内容を独紙報道。Jリーグ復帰の可能性

浅野拓磨 写真:Getty Images

 ブンデスリーガ・VfLボーフム所属のカタールW杯日本代表FW浅野拓磨(28)は、トルコ1部の強豪ベシクタシュやJリーグクラブからの関心が取りざたされる。そんな中、同選手とVfLボーフムの契約内容を西部ドイツ新聞が報道。クラブの成績次第では、今季終了後に移籍する可能性があるようだ。

 浅野拓磨は2021年6月にVfLボーフムと2024年6月までの3年契約を締結。ブンデスリーガ復帰1年目の2021/22シーズンから攻撃陣の主力選手として活躍すると、今季も昨年9月10日のシャルケ戦で負傷するまで全試合に出場。昨年11月23日のカタールW杯・ドイツ戦で逆転ゴールを挙げており、シーズン後半戦での活躍が期待されている。

 ただ一方で、VfLボーフムはブンデスリーガ15試合を終えて4勝1分10敗。ブンデスリーガ自動残留圏内の15位ヘルタ・ベルリンから1ポイント差の17位に低迷しており、ブンデスリーガ残留が危うい状況だ。

 そんな中、西部ドイツ新聞は「浅野拓磨が今シーズン終了後もVfLボーフムに残留するかどうかはまだ分からない」とした上で、「この日本代表選手の契約には、降格した場合に適用される退団条項と“比較的低い移籍金”の規定がある」と、契約内容の一部を報じている。

 しかし選手本人はドイツメディアのインタビューで「ボーフムのファンは特別な存在で、大好きです。彼らの応援は、僕たちに大きなエネルギーを与えてくれます」と語るなど、VfLボーフム残留を熱望。

 西部ドイツ新聞は同選手のコメントを受けて「VfLボーフムにはまだ降格圏内から抜け出すための時間が十分残っている。浅野拓磨はVfLボーフムに馴染んでおり、残留の可能性を信じている」と綴っている。

 なお浅野拓磨の去就についてはトルコメディア『SISLI Gazetesi』が今月3日、ベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督がクラブ幹部に対して同選手の獲得を要請したと報じている。またトルコメディア『ファナティック』は「ベシクタシュ以外にもイングランドのクラブやJリーグクラブも、浅野拓磨に関心を寄せている」と、Jリーグ復帰の可能性にも触れている。