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浦和リンセン「批判されるのが…」負傷離脱によるメンタル面の苦悩告白も

ブライアン・リンセン 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・浦和レッズ所属のオランダ人FWブライアン・リンセン(32)は今年7月の加入以降、度重なる怪我に泣かされている。そのリンセンが浦和レッズ移籍以降の苦悩を告白。負傷離脱したことにより生活面での難しさや周囲からの批判について語っている。

 リンセンはフェイエノールト在籍時の2021/22シーズンに、オランダ1部リーグで13ゴール8アシストをマーク。浦和レッズでもゴール量産が期待されていたが、7月23日のパリ・サンジェルマン戦で右太もも裏を痛めると、後半キックオフからわずか10分後に途中交代。9月までの戦線離脱を余儀なくされていた。

 その後、同選手は10月1日の第31節・サンフレッチェ広島戦でJ1デビュー。1アシストをあげると、サガン鳥栖戦と北海道コンサドーレ札幌戦では先発出場。しかしリーグ戦ラスト2試合では出番がなかった。

 そんなリンセンは今月、米メディア『ESPN』オランダ版のポッドキャスト『Fresia & Milan』に出演。浦和レッズでの半年間の振り返りを求められると「(浦和レッズに加入してから昨年末までの)最初の半年間は大変だったね。たくさん批判を受けたよ」

 「いつもグラウンドに立っているのは、ちょっとラッキーなことなのさ(6か月間で最も困難だったことは)やはり批判されることだし、一番つらいよ」と、周囲からの声に対する自身の思いを語っている。

 またPSG戦での負傷離脱については「(浦和レッズ加入から)すぐに2ヶ月半も離脱してしまった。そうすると、チームメイトとの絆が少し寂しくなるんだ。言語の壁もあるし、さすがに寂しいよ。僕はロッカールームの雰囲気を気に入っているし、そんなロッカールームの雰囲気が自分には必要。気分が良くなるんだ」

 「(負傷離脱期間中は)自分ひとりしかいなくて、毎日が長く感じる。『自分はここで何をしているのだろう?』と思うね。でも、自分が選んだ道だから我慢するしかない。僕にはその我慢ができるんだ」とコメント。チームメイトと一緒に過ごす時間が少なくなったことによるメンタル面への影響を明かしている。