
明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズは元韓国代表GKクォン・スンテ(38)との契約延長がほぼ確実であるほか、新たに韓国人ゴールキーパーを獲得したようだ。2日、韓国メディア『スポーツ朝鮮』が報じている。
スンテは2017年1月に韓国1部・全北現代を退団し、鹿島アントラーズへ加入。曽ケ端準にかわる正守護神として活躍すると、2018シーズンにはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献。昨季は一時GK沖悠哉(23)にポジションを奪われていたが、今季のJ1リーグでは開幕戦から8月27日の第27節・川崎フロンターレ戦まで全試合でフル出場。ただ岩政大樹監督が就任して以降は、GK早川友基(23)が出場機会を得ていた。
『スポーツ朝鮮』は日本サッカー界に詳しい関係者の情報として「クォン・スンテは鹿島アントラーズからコーチ就任の打診を受けた。ただ、クラブは同時にもう1年間選手としてプレーしてもらうことを望んでいる」
「クラブの提示した1年間の契約延長オファーは、彼が若手ゴールキーパーの成長を手助けしてほしいという意味だ」と報道。選手サイドも鹿島アントラーズからのコーチ手形付きのオファーを受け入れており、近日中にも契約延長が正式決定するという。
また鹿島アントラーズは韓国・漢陽工業高校3年生の元U17韓国代表GKパク・ウィジョン(18)とすでに4年契約を交わしているとのこと。『スポーツ朝鮮』は、クラブがスンテにパク・ウィジョンの指導を託すと伝えた上で「スンテは技術だけでなく、コーチングスタッフや選手との絆、そして人柄も高く評価されている」と綴っている。
なおパク・ウィジョンの今後については、来季から2年間は育成期間に充てられるとのこと。順調に成長すれば、2025シーズンから出場機会を得るとみられる。
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