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守田英正獲得へ前進か!スポルティングCPが移籍金増額で本気度示す

守田英正 写真:Getty Images

 プリメイラリーガ(ポルトガル1部)のCDサンタ・クララに所属する日本代表MF守田英正(26)は、ポルトガル国内の強豪スポルティングCP移籍へさらに近づいているようだ。7日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。

 守田英正の去就を巡っては、先月はじめにスポルティングCPが同選手獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を進めているとポルトガル紙『O JOGO』が報道。その後、クラブ間交渉の状況が再三にわたり伝えられていたほか、先月下旬にはポルトガル紙『レコルド』がブンデスリーガのVfBシュツットガルトとの交渉入りを報じていた。

 また、選手本人は今月はじめに『A BOLA』の取材に応じると「スポルティングCPの話は一生に一度のチャンスですし、ポルトガルに来ることを決めた最初の日から思い描いていたことです。興味があることは聞いています。僕としては、自分のキャリアの中で新しいチャレンジが必要ですし、そのことはすでにクラブの関係者に伝えています」とスポルティングCP移籍の可能性に言及。

 その上でクラブ幹部との関係性について「クラブは僕の意思を尊重してくれていると思います。つねにプロフェッショナルな姿勢を貫いてきましたし、ピッチ上でクラブを助けるためにベストを尽くしてきましたしね」と語っていたが、CDサンタ・クララはこの発言を受けて「メディアへの発言権限などの基本的なルールが守られておらず、守田英正は内部懲戒手続きの対象となる」と声明を発表していた。

 その中『A BOLA』が新たに伝えたところによると、スポルティングCPは移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)にくわえてボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)という条件で再度オファーを提示。今回のオファーには「将来の売却益の20%をCDサンタ・クララに支払う」という条項も盛り込まれているという。

 また、『A BOLA』はスポルティングCPによる最初のオファー内容として「移籍金250万ユーロ(約3億4000万円)+ボーナス100万ユーロ」と伝えており、移籍金の増額等でCDサンタ・クララの要求内容に近づけているようだ。

 CDサンタ・クララの要求額についてはポルトガル紙『O JOGO』は今月4日、「CDサンタ・クララは500万ユーロ(約6億5000万円)未満で売却するつもりがない。また、CDサンタ・クララは将来の売却益の20%を受け取ることを保証するように求めている」と伝えていた。今回スポルティングCPがCDサンタ・クララの要求に一部応える形でオファーを改善したことにより、守田英正獲得へさらに近づいたと考えられる。