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FC東京OB石川直宏「お互いに熱くなったけど…」横浜FM戦後の胸中を告白

石川直宏 写真提供: Gettyimages

 FC東京は明治安田生命J1リーグ第35節・横浜F・マリノス戦で8ゴールを奪われ、屈辱的な大敗を喫している。その中、FC東京クラブコミュニケーターを務める石川直宏氏が胸の内を語った。

 FC東京は6日に敵地で横浜F・マリノスとの一戦に臨んだが、前半10分に日本代表FW前田大然(24)に先制ゴールを許すと、その後も立て続けに失点。長谷川健太監督が3点先行された直後に交代カード2枚を使うものの試合の流れは変わらず、前半37分にはコーナーキックの場面で元日本代表DF森重真人(34)が相手選手を倒してPKを献上。森重真人は2枚目のイエローカードにより退場となると、前田大然にPKを決められて0-4となる。そして後半も横浜F・マリノスの攻勢を前に防戦一方の展開となり、0-8で敗戦。2007年10月の川崎フロンターレ戦における7失点というクラブ歴代最多失点記録を更新してしまった。

 この大敗劇を受けて、FC東京のOBである石川直宏氏は試合終了直後にゴール裏にいたサポーターと言葉を交わしている。そして試合当日の夜には「現実から目を背けない事。試合後、サポーターが涙を流しながら伝えてくれた想いや言葉を絶対無駄にしないし、したくない。真っ直ぐに伝えてくれた想いを聞けた事。お互いに熱くなったけど、俺は嬉しかった。聞いただけではなく、想いを伝え、広げ、共有し、結果に繋げる覚悟と共に」とSNSに投稿。これには、FC東京のサポーターから「前を向こう」、「東京が強くなると信じて!」など励ましのメッセージが届いている。

 なお、FC東京は横浜F・マリノス戦での黒星により、暫定で9位となっている。2018年からチームを率いている長谷川健太監督は今季限りでの退任することが濃厚と伝えられる中、リーグ戦残り3試合でクラブの真価が問われる。