明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーデビューし、現在はオーストリア1部のLASKリンツに所属するFW中村敬斗(21)が新型コロナウイルス陽性の判定を受けた。5日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
中村敬斗は今季ここまでリーグ戦でわずか1試合の先発出場にとどまっているほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)でも出場機会がなかった。しかし、今月4日開催のUECLグループステージ第4節・アラシュケルト戦で欧州カップ戦での初先発を果たすと、2ゴールをマークしてチームを勝利に導いていた。
しかし、同選手は試合後のPCR検査でオーストリア代表FWトーマス・ゴイギンガー(28)とともに新型コロナウイルス陽性と診断されたとのこと。LASKリンツはアラシュケルト戦前に5選手が新型コロナウイルス陽性によりチームを離脱。7日開催予定のリーグ戦を前にクラスター発生の可能性が疑われている。
なお、中村敬斗は2018シーズン開幕戦で17歳ながらもJ1リーグデビューを果たすと、エールディビジ(オランダ1部)のトゥウェンテやジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV、オーストリア2部のFCジュニアーズOÖへのレンタル移籍をへて、今夏にLASKリンツへ完全移籍により加入していた。出場機会に恵まれない中、欧州カップ戦でアピールに成功していただけに、今回の新型コロナウイルス陽性は同選手にとって、大きな痛手となりそうだ。
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