セリエA ミラン

ミランの伊代表ボヌッチ、クラブの先行きに対する不安抱え今夏退団か

 ミランのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチはやはり今夏のクラブ退団を視野に入れているようだ。18日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 ボヌッチは昨夏にユベントスから移籍金4200万ユーロ(約55億円)でミランに加入。ビンチェンツォ・モンテッラからジェンナーロ・ガットゥーゾへの監督交代があったっものの、シーズン通じて最終ラインの一角を担う主力として公式戦51試合に出場していた。

 ただクラブがこの夏にファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触し、今季のヨーロッパリーグ(EL)出場権をはく奪されたほか、ここに来てクラブのオーナーが交代する可能性が伝えられるなど、先行きが不透明となっている。

 同選手はクラブが野心に満ち溢れたプロジェクトを持つ場合のみ残留をするものとみられるが、クラブの現状をふまえ退団を考慮している模様。移籍先としてはマンチェスター・ユナイテッドやマウリツィオ・サッリ氏が新監督に就任したチェルシー、そしてマンチェスター・シティといったプレミアリーグの強豪の名前が挙がっている。またシティのジョゼップ・グアルディオラ監督はボヌッチのプレースタイルを気に入っていると再三伝えられており、同選手に強い関心を示しているようだ。

 なおボヌッチは昨夏に国内移籍を決断した理由の一つとして、周囲では息子が健康面の問題を抱えていることが取り上げられていたものの、現在は息子の状態が回復傾向にあることから今夏に海外移籍を決断する可能性があるようだ。