代表チーム ポルトガル代表

イラン監督がVAR判定に激怒「メッシやCロナウドだからって…」

 日本時間26日に行われたロシアワールドカップ(W杯)グループB第3戦のポルトガル戦後、イラン代表のカルロス・ケイロス監督が判定に対する不満をぶちまけた。26日、英『スカイスポーツ』が伝えた。

 イランが終盤のPKで追いつき1-1の引き分けに終わったこの試合の80分、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドはボールとは離れた位置の競り合いでイラン代表DFモルテザ・プーラリガンジを倒した。

 C・ロナウドがひじ打ちをしたようにも見えたため判定はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に持ち込まれたが、主審はレッドカードではなくイエローカードを提示している。これに対しケイロス監督は試合後、不満を隠そうとしなかった。

「VARのために試合を止めて、ひじ打ちがあったのが現実だ。ルールではひじ打ちはレッドカードと決まっている。メッシやロナウドだからといって、処分が軽くなるルールはない」

「判定は全ての人にとって明確でないといけない。私の意見ではVARはうまく行っていないと、FIFAとインファンティーノ会長に言いたい。それが現実だ」

 10分間に渡って英語で不満をまくしたてた指揮官は「あれでイエローカードだって?いい加減にしてくれ」と、最後まで怒りが収まらない様子だった。一方で欧州王者を相手にチームが見せたパフォーマンスには、満足感を示している。

「ポルトガルが試合を支配してパスを回していたが、それは普通のことだ。しかし試合のマネージメント、闘争心、攻撃の判断とメンタリティという点で、我々は勝利に値するチームだったと思う」