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トリノ、シャペコエンセの航空機墜落事故の犠牲者へ哀悼の意。緑のウェアでピッチへ

 トリノは、セリエA第15節アタランタ戦をシャペコエンセのチームカラーである緑のウェアで挑むようだ。クラブの公式サイトが28日に発表した。

 ブラジルのリーグ1部シャペコエンセの選手やクラブスタッフ、関係者ら71名が犠牲となった航空機墜落事故。2016年11月28日、南米杯決勝戦1stレグを戦うため、シャペコエンセの選手らを乗せ会場に向かう途中だった。

 そして、トリノも1949年5月4日に航空機墜落事故で選手やチームスタッフを失っている。この事故は「スペルガの悲劇」として知られ、“グランデ・トリノ”(偉大なトリノ)と称されたクラブが、素晴らしい時代を送るシーズンだった。

 トリノは、同様の事故に見舞われたシャペコエンセに「トーロ(トリノ)とシャペ(シャペコエンセ)は、運命によって結ばれた永遠の友人だ」という言葉を贈り、哀悼の意を表した。

 試合は12月2日、トリノのスタディオ・オリンピコで行われる。トリノの選手達は主将アンドレア・ベロッティに導かれ、シャペコエンセへの思いを胸にピッチに立つ。