
VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航とDF伊藤洋輝は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)残留争いの結果次第では退団する可能性が高いようだ。
シュツットガルトは今季序盤から下位に低迷すると、2度監督交代を実施。今月21日のマインツ戦では遠藤の1ゴール1アシストもあり4-1と勝利し、残留圏内の15位に浮上した。しかし最終節のみを残す中、2部入れ替え戦圏内の16位VfLボーフムと勝ち点32で並んでいるほか、自動降格圏内の17位シャルケとの勝ち点差はわずか1である。
シュツットガルト所属選手の去就については、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』が先月末に「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と主張。現有戦力の放出が必至との見解を示していた。
すると南西ドイツ放送は24日、シュツットガルトの今後を特集。アレクサンダー・ウェラCEO(最高経営責任者)の話によると、2部降格の場合には4000万ユーロ(約60億円)以上の損失を計上するほか、年俸をはじめ選手に支払う人件費は現在の5500万ユーロ(約82億円)から約半分になる見通しだという。
また所属選手の去就については「2部降格となれば、大幅な入れ替えが必要だ」とリポート。「チーム内の今季ベストプレーヤーのひとりである遠藤や伊藤には、複数クラブからの関心が集まるだろう」と、日本人選手2名の退団もあわせて予想している。
なお伊藤については、セリエA(イタリア1部)優勝クラブのナポリが韓国代表DFキム・ミンジェの後釜としてリストアップしたとイタリア国内で報じられている。シュツットガルトを支えてきた日本人選手の去就は、27日のブンデスリーガ最終節ホッフェンハイム戦の結果に左右される。
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