明治安田J1リーグの鹿島アントラーズは、2025シーズンの新戦力として川崎フロンターレに所属するDF佐々木旭の獲得に乗り出しているようだ。鹿島では2024シーズンまで川崎の指揮官を務めた鬼木達監督が2025シーズンからの指揮を執ることが既に決定している。
佐々木と繋がりがある人物の話によると、同選手は鹿島から獲得を狙われているものの、川崎に残留したいという気持ちもあり、移籍が実現する可能性は本人の意向や条件次第となりそうだ。
現在24歳の佐々木は、中学生年代は埼玉県ふじみ野市で活動するEC JOGADORでプレー。小中学校時代は父の指導者を務めるチームに在籍していた。その後、埼玉平成高校を経て、2018年に流通経済大学に進学。2021年(4年次)には関東大学サッカーリーグ1部の優勝に貢献した。Jリーグの複数クラブが争奪戦の末、大学卒業後の2022年に川崎に加入。同年の開幕戦(横浜F・マリノス)でプロデビューを飾ると、第2節の鹿島戦では初スタメンで初ゴールも記録した。2024シーズンは34試合で1ゴールの成績を残している。
サッカー指導者を父に持つ佐々木は、サイドバックを主戦場としてプレーしながらもセンターバックもこなせるユーティリティプレーヤーだ。大卒で加入したクラブとだけあって川崎への思い入れは強いとみられるが、獲得に動いているのが鬼木監督のいる鹿島ということもあり、実現する可能性はあるだろう。今後の同選手の去就に注目したい。
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