日本代表FW上田綺世は、所属先のオランダ1部フェイエノールトで出場機会が限定。AFCアジアカップ参戦の可能性が高いだけに、フェイエノールトはMF南野拓実擁するASモナコから、上田に代わるストライカーの獲得に動いているという。
2022/23シーズンにベルギー1部リーグで22ゴールをマークした上田は、今年夏にサークル・ブルッヘからフェイエノールトへ完全移籍。しかしメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが絶対的ストライカーとして活躍する中、今季ここまでオランダ1部リーグ戦でのスタメン出場はゼロ。今月20日に行われたKNVBカップ(オランダ国内カップ戦)ユトレヒト戦でも結果を残せず、現地のファン・サポーターから同選手に対する批判が熱を帯びている状況だ。
一方、森保ジャパンでは前線1トップのポジション争いでリード。今年9月の国際親善試合ドイツ戦でゴールを決めるなど結果を残し続けているため、アジアカップ参戦が確実視されている。
一時的にヒメネスのバックアッパーを欠くことになるフェイエノールトだが、フランスメディア『フットメルカート』によると、モナコ所属FWマイロン・ボアドゥに再び関心を寄せているとのこと。イタリア国内クラブとともに、すでに同選手について問い合わせるなど、水面下で争奪戦を繰り広げているという。
現在22歳のボアドゥは、2021/22シーズンからモナコでプレー。オランダ代表でのプレー経験があるものの、今季は南野の復活でアドルフ・ヒュッター監督が前線1トップ2シャドウのシステムを採用したこともあり、リーグ戦8試合の途中出場で1ゴール。プレー時間わずか58分と、構想外扱いを受けている。南野のレギュラー定着が、上田の今後に間接的な影響を与えるかもしれない。
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