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日本代表FW上田綺世の今夏移籍は?南野拓実所属モナコがカギ握る

上田綺世 写真:Getty Images

 かつて鹿島アントラーズでプレーしていた日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘでゴールを量産。ステップアップ移籍の可能性が報じられているが、MF南野拓実擁するASモナコが上田の去就に影響を与えるかもしれない。

 上田は昨年7月、明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘへ完全移籍。加入当初はトップ下での起用もあり本来のパフォーマンスを発揮できなかったが、昨年10月から前線2トップでレギュラーに定着するとゴール量産体制に突入。カタールW杯後もリーグ戦13試合の出場で7ゴールと好調を維持している。

 同選手はサークル・ブルッヘとの契約を2026年7月まで残しているが、ベルギー紙『Het Nieuwsblad』は先月に「カルロス・アビナSD(スポーツディレクター)は上田を獲得した時に『少なくとも10ゴールを決める』と明言していたが、実際にそうなっている」

 「サークル・ブルッヘは彼の獲得で100万ユーロ(約1億4000万円)を費やしているが、彼を数倍の金額で売却するだろう」と、ステップアップ移籍の可能性を報じていた。

 そんな中、ベルギーメディア『VOETBAL』はモナコがサークル・ブルッヘからアビナ氏を引き抜く可能性があると報道。モナコは今季限りでの退団を表明したポール・ミッチェルSDの後任選定が急ぐ中、アビナ氏による選手編成を高く評価しているという。

 モナコは2017年にサークル・ブルッヘの経営権を取得。両クラブ間で度々選手の取引が行われている。それだけにアビナSDのモナコ行きが実現した場合、上田をはじめサークル・ブルッヘ所属複数選手もモナコへ移籍する可能性が考えられる。