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モナコ南野拓実の代表選出に批判が「スポンサー絡みか」中村敬斗待望論も

南野拓実 写真:Getty Images

 ASモナコ所属のFW南野拓実(27)は、今月下旬にドイツで行われるキリンチャレンジカップ2試合の日本代表メンバーに選出。FIFAワールドカップ・カタール大会出場が濃厚とみられる一方、所属クラブで不振に喘いでいることから今回の代表招集に対して不満の声が数多く上がっている。

 南野拓実はロシアW杯後の2018年9月から代表戦でコンスタントにプレー。カタールW杯アジア最終予選では10試合中7試合に先発出場したほか、今年6月のキリンチャレンジカップ・キリンカップサッカー2022でもプレー。森保一監督から攻撃陣の主力選手として信頼を寄せられている。

 ただ一方で、リバプール所属時の昨季はプレミアリーグでUEFAチャンピオンズリーグでほとんど出場機会を得られず、今年6月にASモナコへ完全移籍。しかしサイドハーフで先発起用がつづき低調なパフォーマンス露呈すると、再三にわたり現地メディアからチーム内最低評価を与えられている。

 また今月11日のリーグアン(フランス1部)第7節・オリンピック・リヨン戦では、ベンチ入りしたものの出番なしに。元日本代表監督フィリップ・トルシエの通訳を務めていたフローラン・ダバディ氏は、フィリップ・クレメント監督がフィジカル面を重視していることを理由に、南野拓実の出場機会減少を予想している。

 日本サッカー協会(JFA)は今月23日のアメリカ戦、27日のエクアドル戦に臨む日本代表メンバーを公式発表。レアル・ソシエダ所属MF久保建英(21)やシャルケ所属DF吉田麻也(34)などが順当に選出されており、南野拓実のメンバーに名を連ねている。

 しかし南野拓実の日本代表招集に対して、ツイッターでは「南野使わなくていい」、「不調なのになぜ呼ばれるのか」、「10番かよ」、「スポンサー絡みか」、「忖度か」といった批判的な意見が噴出。「代表でも控えになるかも」、「南野は当落線上かな」、「南野すごいバッシング食らっている」という声も上がっている。

 一方で南野拓実に代わる選手についても、ツイッターで議論が白熱。オーストリア1部LASKリンツで今季8ゴール5アシストと絶好調のFW中村敬斗(22)や、川崎フロンターレ所属MF家長昭博(36)などの名前があがる一方で「南野の代わりに誰呼ぶってなったらそれはそれで難しい」といったコメントも寄せられている。

 なお南野拓実は先日、日本代表オフィシャルサプライヤーの『アディダスジャパン株式会社』による新ユニフォームの発表予告動画にも出演していた。フランス国内のみならず日本でも批判を浴びているだけに、今月の強化試合で結果を残したいところだ。