
明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、今季限りで退団する可能性があるようだ。8日、ブラジルメディア『Portal Do Colorado』が伝えている。
同選手は2018年12月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスから川崎フロンターレへ完全移籍。Jリーグ挑戦1年目の2019シーズンはFW小林悠(34)らとし烈なポジション争いを演じる中、公式戦31試合に出場し11ゴールをマーク。2020シーズンはリーグ戦全試合に出場すると、昨季は副キャプテンを任せられる中J1リーグで28試合に先発出場して23ゴールをマーク。J1連覇に大きく貢献するとともに、J1得点王のタイトルも獲得していた。
そんなダミアンはSCインテルナシオナル復帰が噂されたほか、UAEやメジャーリーグサッカー(MLS)の複数クラブからオファーが届く中、川崎フロンターレ残留を決断。今季も主力としてピッチに立ち続けている。
しかし『Portal Do Colorado』は同選手について「川崎との契約は2022年1月までの契約だったが、2023年まで延長することに同意した。ただ彼はもう32歳なので、今年が川崎フロンターレでの最後のシーズンとなることが期待されている。日本での旅が終わった後はブラジルサッカー界に戻るものとみられ、インテルナシオナルが最も可能性の高い行き先である」と報道。今季終了後が古巣復帰のベストタイミングであると主張している。
また、ダミアンの代理人はブラジルメディアのインタビューに応じた際、同選手の去就について「彼とインテルナシオナルの間には素晴らしい歴史がある。私はいつもインテルナシオナルに対して(ダミアンを)迎え入れる義務はないと言っている。ただいつかブラジルに戻る時、最初にノックする扉はインテルナシオナルだ。『いや、そうしたくない』とインテルナシオナルが言えば、その後はマーケットに出る」とコメントを残している。
先日のガンバ大阪戦では同点ゴールを決めた直後、相手GK石川慧(29)のもとに駆け寄って慰めたことで注目を集めたレアンドロ・ダミアン。Jリーグの舞台で充実した時間を過ごしているが、果たしてどのタイミングで古巣復帰を決断するのだろうか。
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