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川崎チャナティップをも凌ぐ!?インドネシア代表アルハン獲得で東京V公式SNSに異変

東京ヴェルディ 写真:Getty Images

 明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディは16日、インドネシア1部のPSISスマランからインドネシア代表DFプラタマ・アルハン・アリフ・リファイ(20)を完全移籍により獲得したと公式発表した。そんなアルハンのJリーグ移籍により、早速SNSで絶大な効果が現れている。

 FC東京は2010年にJ2降格となったが1シーズンでJ1に復帰。2012年以降は一度もJ2に降格しておらず、2019シーズンには2位でフィニッシュ。2020シーズンにはYBCルヴァンカップで優勝している。また昨季はリーグ9位に終わったものの、人気ゲーム『モンスターストライク』の開発などデジタルエンターテインメント事業を手がける『ミクシィ』がシーズン終了後にクラブの経営権を取得。アルベル・プッチ・オルトネダ監督の招へいや元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィク(30)ら複数名の新戦力獲得、さらには第100回全国高校サッカー選手権大会における青森山田高等学校MF松木玖生(18)の活躍でJリーグファンの注目を集めていた。

 一方、東京ヴェルディは前身のヴェルディ川崎時代に2度のJリーグ優勝を果たしているものの、2008年のJ2降格以降はJ1の舞台から遠ざかっている。また、昨季は永井秀樹前監督による選手へのパワーハラスメント(パワハラ)行為が再三にわたり週刊誌等で報じられ、クラブ運営会社の中村考昭代表取締役社長がクラブ公式サイトを通じて謝罪を行う事態となっていた。

 そんな東京ヴェルディはAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)で活躍していたアルハンの獲得に成功。これにより、インドネシア国内のサッカーファンが次々と東京ヴェルディの公式インスタグラムアカウントをフォロー。クラブ公式アカウントのフォロワー数は16日18時現在で13万人を突破しており、わずか数時間でおよそ10万人増えた形となっている。

 また、東京ヴェルディ公式インスタグラムアカウントのフォロワー数はライバルクラブであるFC東京の7万3000人を上回ったほか、ヴィッセル神戸、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズにつづいて4番目に多い数字となっている。

 なお、アルハンのインスタグラムアカウントのフォロワー数はおよそ296万人である。川崎フロンターレへ完全移籍したタイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(28)のフォロワー数が220万人、川崎フロンターレ公式アカウントのフォロワー数が15万9000人であることを踏まえると、今回のアルハン獲得により東京ヴェルディにもたらされるマーケティング面での効果はチャナティップを上回るものになるかもしれない。