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酒井宏樹が日本代表を途中離脱…東京五輪出場でオーバーワークに

酒井宏樹 写真提供:Gettyimages

 公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は2日深夜、明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属するDF酒井宏樹(31)が日本代表チームから途中離脱することを公式発表した。

 酒井宏樹は東京五輪男子サッカー競技にU24日本代表のオーバーエイジ(OA)枠として参戦。右サイドバックのレギュラーとしてチームを4位に導く活躍を見せていた。そして先月下旬には、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選のオマーン戦と中国戦に臨むA代表のメンバーにも選出されていた。

 同選手は大阪府内のパナソニックスタジアム吹田で2日に行われたオマーン戦でフル出場。しかし、マッチアップする相手選手の突破を許すなど、本来のパフォーマンスは影を潜め、チームも0-1と黒星を喫していた。

 そして試合終了後にJFAは酒井宏樹について「酒井選手はヨーロッパでのシーズン終了後、東京2020オリンピック競技大会に臨むU-24日本代表に合流、事前合宿から本大会まで活動し、直後に所属クラブに合流、そして今回の代表活動への参加という中で、代表スタッフがオーバーワークを考慮し、今回チームから離脱させるという選択を取りました。所属チームでも数日間、休養に充てる配慮をしていただくことになります」と公式ホームページを通じて同選手の途中離脱を発表している。

 なお、日本代表はこの後、カタールへ移動して7日にアウェイゲーム扱いの中国戦に臨む。過去にもFIFAワールドカップ本大会の枠を巡って争ってきたサウジアラビアやオーストラリアとの対戦も控えているだけに、中国戦で酒井宏樹を欠くことは森保一監督にとって大きな痛手となるだろう。