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バルサ、フランス代表FWと契約延長合意!来夏フリーでの流出回避へ

ウスマン・デンベレ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナはフランス代表FWウスマン・デンベレ(24)と新契約締結でおおむね合意に至ったようだ。27日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 デンベレとバルセロナの現行契約は来年6月までとなっているが、以前から選手サイドはバルセロナ残留と来夏移籍の両方を視野に入れていると伝えられていた。しかし、同選手は今年6月19日に行われたEURO2020グループステージ第2節・ハンガリー戦で右大腿筋を損傷。すでにフィンランド国内で手術を行うなど長期離脱が確定したことにより、今夏移籍の可能性が消滅していた。

 バルセロナは選手サイドとの交渉を進めると、2025年6月までの契約延長で合意に至ったとのこと。また、クラブの財政状況が悪化していることをふまえて、選手サイドは減俸を容認した模様。移籍ウィンドウ閉鎖が迫る中、数日以内にも公式発表されるものとみられる。

 なお、デンベレは2017年夏にブラジル代表FWネイマールの後釜としてボルシア・ドルトムントからバルセロナへ完全移籍。移籍当初は度重なる負傷離脱により出場機会が限られ、周囲から批判を浴びていた。そして昨季もラ・リーガで19試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で4試合の先発出場にとどまるなど、レギュラー定着には至っていない。