ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ、アルゼンチン代表MFの獲得オファー提示も却下。年俸面でも…

ロドリゴ・デ・パウル 写真提供: Gettyimages

 アトレティコ・マドリードはアルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウル獲得へオファーを提示したが、ウディネーゼから却下されたようだ。7日、イタリアメディア『Sportitalia』が報じている。

 デ・パウルはウディネーゼとの契約期間を2024年6月まで残しており、本人もウディネーゼ残留を望んでいることを先日クラブ公式チャンネルを通じて明かしていた。しかし同選手の去就を巡っては、かねてからユベントスやミラン、ローマ、ナポリなどイタリア国内の複数クラブが関心を寄せている。

 その中、アトレティコはスペイン代表MFサウール・ニゲスに今夏退団の可能性がある中、移籍金3000万ユーロ(約39億円)によるデ・パウル獲得のオファーを提示。しかし、ウディネーゼは少なくとも4000万ユーロ(約53億円)を求めていることもあり、これを却下したようだ。

 くわえて、アトレティコはデ・パウルに対して、ウディネーゼで受け取っている年俸と同等の金額しか用意していない模様。選手サイドはアトレティコが今季リーグ優勝を果たしていることを踏まえ、条件面で納得していないものとみられる。

 なお、現在27歳のデ・パウルは、2016年夏にバレンシアからウディネーゼに加入。移籍1年目から公式戦33試合に先発出場して主力に定着すると、中盤や前線に近いポジションでチームをけん引する存在に成長。今季もセリエAで36試合に先発出場して9ゴール10アシストをマークしているほか、大半の試合でゲームキャプテンを任せられていた。