明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはブラジル人DFガブリエル・ディアスの獲得を狙っていたが、実現には至らないようだ。4日、ブラジルメディア『O POVO』が伝えている。
ガブリエル・ディアスは2014年にパルメイラスでプロキャリアをスタートさせると、5度にわたりブラジル国内クラブへのレンタル移籍を繰り返す。同選手は2018年にフリーでインテルナシオナルSCへ加わるものの公式戦わずか5試合の先発出場に終わり、翌2019年にフォルタレーザECへ加入。移籍1年目は25試合で先発メンバーに名を連ねると、2020シーズンも主に右サイドバックとして公式戦40試合でピッチに立つなど出場機会に恵まれていた。
同選手の去就を巡っては、先月末にフォルタレーザECが契約満了に伴い退団することを公式発表していた。また、セアラーSC、クイアバEC、ボタフォゴなど複数ブラジル国内クラブが関心を示す中、鹿島アントラーズが獲得にむけて乗り出していたが、日本政府が新型コロナウイルス感染拡大を受けて新規入国の規制を強化していることが原因でブラジル国内クラブとの争奪戦に敗れた格好となっている。
ガブリエル・ディアスはすでにセアラーSCへ移籍することで合意に達しているものとみられ近日中にも公式発表される見通しとなっている。なお、鹿島アントラーズはブラジル人MFジエゴ・ピトゥカやMFアルトゥール・カイキの獲得を決めているが、入国規制の影響により現時点でもチームには合流できていない。
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