仲の良い友人やパートナーなど、どんな人でも自分の周囲には居心地の良い人間を置こうとするだろう。しかし、学校のクラスメイトや職場の同僚など、気の合わない人とも過ごす時間を持っている人が多いはずだ。
それはサッカー選手も同じだ。彼らの職場はクラブチームや代表チーム(厳密には代表は仕事ではない)であり、クラブがかならずしも性格の相性を考慮して選手を獲得するわけではない。今回は、チームメイトと険悪だった4組のサッカー選手をご紹介する。
イブラヒモビッチとファン・デル・ファールト
チーム:アヤックス・アムステルダム
アヤックスでチームメイトだったズラタン・イブラヒモビッチとラファエル・ファン・デル・ファールト。両選手は国際親善試合で激突。この試合でイブラヒモビッチはファン・デル・ファールに後ろから強烈なタックルをお見舞いした。
これに激怒したのがファン・デル・ファールト。試合後のインタビューで怒りを露わにし、2人は険悪なムードに。両者の不仲が、イブラヒモビッチがユベントス移籍に移籍した理由の1つに挙げられることもある。
イカルディとM・ロペス
チーム:サンプドリア
マウロ・イカルディとマキシ・ロペスの不仲は有名だ。きっかけはイカルディのツイート。別居状態とはされていたが、M・ロペスと婚姻関係にあったワンダ・ナラを「愛している」とツイートし、不倫騒動が巻き起こった。
最終的にM・ロペスはワンダ・ナラと離婚。イカルディと再婚することになった。同じアルゼンチン代表の両者の不仲は様々な部分に影響を与えたとされており、イカルディは居心地の悪さを感じているだろう。
ファン・ニステルローイとクライファート
チーム:オランダ代表
オランダ代表の伝説的なストライカーであるルート・ファン・ニステルローイとパトリック・クライファート。両者は同じ時期にオランダ代表で活躍していた。スター選手である2人には、ポジションを含めて共通点が多く、周囲から比較されることが多かった。
オランダ代表は伝統的に3トップが採用されることが多く、ファン・ニステルローイとクライファートはスタメン争いを繰り広げることに。意図的はわからないが、クライファートからの攻撃的なコメントがファン・ニステルローイを怒らせたと言われている。
カーンとレーマン
チーム:ドイツ代表
長年にわたってドイツ代表の守護神を務めてきたオリバー・カーンと、第2GKを務めることが多かったイェンス・レーマン。同じ1969年生まれの両者も、犬猿の仲だったことで有名だ。
レーマンの傲慢さなどを、カーンが気に入らなかったとされる両者の関係性。ドイツ代表での立ち位置も、その関係性に拍車をかけたのだろう。
ただ、2006年のドイツワールドカップで、ユルゲン・クリンスマン監督が正守護神に指名したのはレーマンだった。カーンの反応に注目が集まったが、カーンはサブのGKとしてレーマンにいい雰囲気で話しかけていた。これにより、両者は仲直りしたとされている。
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