ワールドカップ 代表チーム

ネイマール、ドローのスイス戦で不満あらわにするもその矛先は?

 パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールはワールドカップ・ロシア大会・グループステージ初戦のスイス戦後における審判団の判定に不満を抱いているようだ。18日、イギリスメディア『デイリーメール』がこれを伝えている。

 ロシアW杯の優勝候補に謳(うた)われているブラジルのチッチ監督は、ネイマールやバルセロナのMFフィリペ・コウチーニョ、マンチェスター・シティのFWガブリエル・ジェズスらを先発メンバーに抜擢しスイス戦に臨み、前半にコウチーニョが先制ゴールを挙げたものの、後半開始早々の50分にホッフェンハイムのMFシュテフェン・ツバーに同点ゴールを許し、結局1-1のドローに終わっている。また今大会で注目の集まるネイマールはこの一戦でフル出場を果たしたものの無得点に終わっている。

 そのネイマールは試合後のインタビューにて「(ツバーの同点ゴールのシーンについて)あれはファウルだ」とチッチ監督と同様に、同点ゴールは無かったとの見解を示した。さらに同選手は続けて「リプレー映像を見ると、人々はゴールを喜んでいた。ただもう一度同じ場面を見たがこのシーンについて何も話すことはない。4人のプロフェッショナルな審判がいるが、彼らはもっと仕事をすべきだ」と語り、審判団を痛烈批判している。

 一方で「我々はドローで終わるに値しなかった。しかしもっと改善できるし、より良いプレーを見せることが可能だ。ただそれが簡単なものではないことを我々はこのスイス戦で示した」ともコメントしており、グループステージ突破、さらにはW杯優勝への道のりが険しいことを意識しているようだ。

 なおブラジルはこの後、日本時間22日晩にコスタリカと、そして29日未明にはセルビアとの一戦を控えている。初戦で勝ち点2を落としたブラジルだが、この2戦でどのような巻き返しをみせるのだろうか。