ラ・リーガ バルセロナ

アーセナル、ベンゲル後任の年俸額抑制で元バルサ指揮官招へいは困難か

 アーセナルはアーセン・ベンゲル監督の後任候補に支払う年俸について、同監督が受け取っていた金額よりも低めに抑えたいと考えているようだ。2日、イギリスメディア『デイリーメール』がこれを報じている。

 アーセナルは4月下旬に22シーズンに渡ってクラブを率いたベンゲル監督の退任を公式発表しているが同監督の後任候補を巡っては、かつて2014年からバルセロナ指揮官を務め1年目にチャンピオンズリーグ(CL)を含む3冠を成し遂げたルイス・エンリケ氏や、アーセナルの2003/2004シーズンにおけるプレミアリーグ無敗優勝メンバーの一員であり、現在はアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)・ニューヨーク・シティ監督であるパトリック・ビエラ氏などの名前が挙がっている。

 その後任候補に対して支払う年俸だが、クラブ首脳陣はベンゲル監督に対して支払っていた850万ポンド(約12億7000万円)よりも低く見積もっていることから、ビエラ氏や現在マンチェスター・シティでアシスタントコーチを務めているミケル・アルテタ氏をはじめとする若手の指揮官を招聘(しょうへい)する可能性が高まっている一方、ベンゲル監督後任の最上位候補と伝えられていたエンリケ氏は1500万ポンド(約22億円)を要するものとみられ、招聘は難しいという見方が広まっているようだ。

 なおアーセナルは今夏の補強資金も5000万ポンド(約75億円)に抑える考えを示しており、徹底的な”緊縮財政”を敷く構えを見せているようだ。果たしてアーセナル首脳陣はこの限られた予算のもとでベンゲル監督の後任候補に最適な指揮官を連れてくることができるのだろうか。