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FIFA、クラブW杯の改善と新国際大会の設立を来月決定へ

 国際サッカー連盟(FIFA)は、来月行われる特別会議にてクラブ・ワールドカップの改善と新たな国際トーナメントの開催を決定するつもりのようだ。24日にイギリス『BBC』が報じた。

 現在、年に1度行われているFIFAクラブ・ワールドカップ。各大陸の王者となったクラブが集い、クラブ世界一を決める大会として開催されているが、ある問題点が指摘されている。それは、大陸ごとに戦うレギュレーションが異なる事であり、特に欧州王者(チャンピオンズリーグ制覇クラブ)はいきなり準決勝から戦う事ができるようになっている。

 FIFAはこの問題を含めて、様々な面を解決しようとしているようだ。まず、クラブに負担のかかるシーズン中であった従来の12月開催からシーズン終了後の6月へと開催時期を移行するようだ。また、争うチーム数を現在の7チームから24チームへと拡大し、3クラブ1組の8グループに分けて戦い、首位通過したクラブのみが決勝トーナメントへ進出して優勝を目指すという大会方式になるという。そして、2018年を最後に、4年に1度の開催へと頻度を下げる予定にもなっている。

 もう1つの新国際トーナメントは“ネイションズ・リーグ”と呼ばれる大会のようで、FIFAはこれにより代表戦をもっと有意義なものにできないかと考えているという。このネイションズ・リーグは、4チームごとにグループに分けられて戦い、各グループで首位に立ったものが決勝トーナメントに進出する事ができるという方式になるようだ。FIFAは2020-2021シーズンからの開催を目指しているという。

 来月の特別会議での結果に注目が集まる。