ラ・リーガ バルセロナ

エスパニョール対バルセロナ、カタルーニャ・ダービーは厳戒態勢での試合に

 近年、欧州5大リーグにおいて暴徒化するファンたちの数は一時期より格段と減っている。しかし、重要な試合などでは未だにあるのが現実だ。そういったことを防ぐためにクラブそして地元当局は細心の注意を払う。特にファンたちのライバル心がむき出しになるダービーがそうだ。31日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 リーガの第22節エスパニョ-ル対バルセロナは2月4日に行われる。順位に関して言えば、首位のバルセロナに対して、ェスパニョールは14位と離れている。しかし両チームの本拠地は共にバルセロナ県で、両チームは宿敵関係にある。この一戦はいわゆるバルセロナダービーと呼ばれるものだ。

 そしてこういった試合では残念ながら暴徒化するファンたちが出てくるのが事実だ。反暴力委員会もこの試合が危険性が高いものになるとした。これにそなえ、ホームでバルセロナを迎え撃つエスパニョールは地元警察に厳戒態勢での警護を要請している。

 その要請は身元確認が出来ないバルセロナサポーターがスタジアムに入り込むのを阻止するということだ。25日のコパ・デル・レイ準々決勝エスパニョール対バルセロナ戦でも、約100名の“危険な”バルセロナサポーターがスタジアムに入場しようとしたという。

 エスパニョールのファンたちもこのコパ・デル・レイの試合での侮辱的チャントで批判を受けている。さらには他の試合でも問題行動が見られたことも報告されている。

 クラブを愛するがゆえの、エキサイトしての行為かもしれない。しかし、これらは決して彼らが愛するクラブや選手たちのプラスにはならない。むしろマイナスのみだ。いつかこういった行為がスタジアムからなくなる日が来ることを祈りたい。