浦和レッズ、日本代表OBの槙野智章氏が、大岩剛監督率いるU23日本代表の問題点を指摘。パリ五輪開幕を今年7月下旬に控える中、オーバーエイジ枠(OA枠)として浦和時代の後輩であるDF橋岡大樹(ルートン・タウン)ら3選手の招集を求めた。
日本サッカー協会(JFA)はパリ五輪前の強化試合(対アメリカ代表)に向けてのU23日本代表メンバーを、先月30日に公式発表。GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)らが選出されているが、今月2日放送の「ABEMAスポーツタイム」でもU23日本代表のメンバー選考が話題になっている。
その中で、槙野氏はOA枠として橋岡、MF守田英正(スポルティングCP)、FW上田綺世(フェイエノールト)の3選手を熱望。橋岡を推す理由について、U23日本代表の不足している部分とあわせて以下のように語っている。
「(浦和で)長く一緒にプレーしたけど、センターバック、サイドバックとどのポジションでもプレーできる。あと、今の日本代表に足りないのは熱量。ピッチ上での盛り上げ役、間に入るスタッフや後輩たちとのパイプ役としてのコミュニケーション能力が高い。橋岡はかなり使える。FIFAワールドカップや五輪でプレーしていないので、出たい気持ちが誰よりも強い」
また槙野氏は「遠藤は難しいシーズンを過ごしたので、一旦休むべき」と、MF遠藤航(リバプール)の代役として守田に期待。MF藤田譲瑠チマ(STVV)との共存が可能という見方を示したほか、上田を選出した理由については「今のU23日本代表にはない武器、高さ、ボールキープ力、決定力を兼ね備えている」と述べている。
自身が選出したOA枠について「橋岡が博打だと思う」と語った槙野氏。MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)、DF冨安健洋(アーセナル)らの招集が厳しいと報じられているだけに、OA枠選考を巡るJFAの動向にも注目が集まる。
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