
不振を招いたレジェンド監督
選手としてだけでなく、指揮官としても成功を収めたレジェンドがいる一方で、愛する古巣に成績不振を招いてしまった例もある。ここでは、2016年の名古屋グランパスを率いた小倉隆史氏と、2015年の清水エスパルスを率いた大榎克己氏の例を取り上げる。
小倉氏は現役時代、名古屋グランパスやヴァンフォーレ甲府で活躍。特に名古屋では、ストイコビッチと前線でコンビを組みゴールを量産。1995年の天皇杯(JFA 全日本サッカー選手権大会)決勝では2ゴールを挙げる活躍でクラブに初タイトルをもたらしている。
その小倉氏は2016年、GM兼監督として名古屋の指揮官に就任。チームの全権を託された。開幕からの9試合は4勝1分4敗と五分の成績で、敗れたゲームも接戦が多かったが、第11節のヴィッセル神戸戦を境に状況は一変。1stステージ第11節から、2ndステージ第9節までの17試合で白星はゼロ。同年の8月23日にクラブは小倉監督の休養を発表した。後任監督のもとでチームは立て直しを図ったが、巻き返しはかなわず、最終的にはクラブ史上初のJ2降格が決まった。
一方の大榎氏は、2014年7月にアフシン・ゴトビ前監督の後任として清水エスパルスの指揮官に就任。同年は最終節でかろうじてJ1残留を果たした。翌2015年は開幕からチームを率いたが、1stステージでは序盤の5連敗を含む9戦未勝利と低迷し最下位に沈む。2ndステージでも4試合未勝利と苦戦が続き、第5節の横浜F・マリノス戦を最後に退任となった。
その後もチームは立て直せず、2ndステージ終盤でも5連敗を喫するなど不振から抜け出せないまま、クラブ史上初のJ2降格を経験している。
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