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町田ゼルビアFWオ・セフンが欧州移籍へ「前田大然や…」エリキも退団か

オ・セフン 写真:Getty Images

 黒田剛監督のもと、ヴィッセル神戸やサンフレッチェ広島とJ1優勝争いを繰り広げた町田ゼルビア。横浜F・マリノスから元日本代表MF西村拓真を完全移籍により獲得することが決定的と報じられる一方、清水エスパルスから期限付き移籍中の韓国代表FWオ・セフンに退団の可能性が浮上。欧州挑戦を視野に入れているという。

 控え要員だった清水時代とは異なり、オーストラリア代表FWミッチェル・デュークや、ブラジル人FWエリキらを抑えてレギュラーに定着したオ・セフン。ロングスローやフィードを多用し、高いプレー強度を求める黒田監督の戦術にフィットすると、2024年5月には韓国代表に初招集。この1年で劇的な飛躍を遂げただけに、韓国国内では以前から欧州挑戦待望論が湧き起こっていた。

 そんななか、韓国メディア『フットボリスト』は12月21日に「オ・セフンが欧州移籍を目指す」とリポート。「日本代表FW前田大然(セルティック)やDF渡辺剛(KAAヘント)、MF岩田智輝(バーミンガム・シティ)らを顧客に持つエージェント会社(『株式会社ジェブエンターテイメント』)がサポートする」と伝えた上で、「もっと大きな夢を見つけて動くには、今が最も良いタイミングだ。プロデビュー以来、最高の1年を過ごした」と主張している。

 また同メディアは関係者から入手した情報として、「冬の移籍であるため、ドイツやスペインリーグの買いクラブなど予算不足のクラブへ移籍することは難しい。欧州全体でみると、オ・セフンに魅力を感じるクラブが現れるはずだ」と移籍先候補について展望。関心を寄せているクラブ名こそ挙げなかったものの、欧州移籍実現の可能性があることを強調した。

 なお町田所属の外国籍選手では、エリキが21日午前にインスタグラムを更新。町田時代のゴールシーンのハイライト動画をアップした上で、「町田ゼルビアにとても感謝している。J1での1年目は、新しい物語と美しい思い出に満ちたシーズンだったよ。ファンの皆さんへ……皆さんへの愛情と尊敬の念は言葉では言い表せないよ。ありがとう、ゼルビアファミリー」などと綴ったほか、プロフィールのアイコンを町田のユニフォーム姿からパーカー姿に。一部から同選手の退団を予想する声が挙がっている。