Jリーグ 町田ゼルビア

鹿島側からヤジも?黒田剛監督・町田ゼルビアV逸や神戸J1優勝巡り議論白熱

町田ゼルビア 写真:Getty Images

 町田ゼルビアはヴィッセル神戸、サンフレッチェ広島とJ1優勝争いを繰り広げていたが、12月8日開催のJ1最終節で鹿島アントラーズに1-3で敗北。3位で今シーズンを終えたが、試合後には町田・黒田剛監督のV逸を巡り様々な声が挙がっている。

 黒田監督のもと、プレー強度の高さを武器にシーズン序盤から上位争いを繰り広げていた町田。ロングスローにおけるタオルの使用や、FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為でも注目を集め、一部から「サッカーを見ている子供たちにとって、良くない」といった反対意見も湧き起こっていた。

 こうした町田の戦い方を巡っては、以前からSNSなどを通じてクラブや所属選手・スタッフに対する誹謗中傷が殺到。クラブはこうした誹謗中傷に対して刑事告訴を講じると声明を発表したことが話題を呼んでいた。

 首位の神戸と勝ち点3差で迎えたJ1最終節。町田は茨城県立カシマサッカースタジアムで鹿島と対戦したが、前半16分までに2失点。23分にMF下田北斗のゴールで1点を返したものの、前半アディショナルタイムにFW鈴木優磨にゴールネットを揺らされた。

 試合後、ネット上では「黒田監督が大嫌いだから、町田優勝逃したの気持ちよすぎた」「町田じゃなくて良かった」「神戸の連覇は町田優勝よりマシ」と、町田が優勝を逃したことを前向きに捉える声が噴出。「町田にJ1参入1年目で優勝が出来る程甘くないぞと言わんばかりの勝ち方だった」「鹿島はオリジナル10としての意地を見せた」と、鹿島を称えるコメントも湧き起こる一方で、「試合終わったのに鹿島ゴール裏から町田サポに帰れよ!と怒号が飛んでるけど…」「鹿島サポーターが町田ゴール裏にやじ飛ばした」といった報告も見受けられる。

 当然ながら、町田への否定的な意見ばかりではない。「来季、町田ゼルビアがリーグ優勝する可能性もありそう」「黒田監督はよくここまでやった」と、J1初挑戦で3位という結果を高く評価するファン・サポーターもいることは事実。金明輝コーチに退団の可能性があることは不安材料だが、さらなる躍進も期待される。