レノファ山口は12月4日までにMF山瀬功治ら複数選手の退団を公式発表。正守護神のGK関憲太郎が今季限りで現役を引退したが、後釜としてオランダ人GKニック・マルスマンの獲得する模様。同選手はかつてMLS(メジャーリーグサッカー)所属インテル・マイアミでFWリオネル・メッシとチームメイトだった。
現在34歳のマルスマンは、ユトレヒトやフェイエノールトなど、オランダ国内の複数クラブを渡り歩いた後、2021年7月にマイアミへ移籍。マイアミでは2シーズンにわたり在籍したほか、2023年7月中旬から約2週間メッシとともに日々を過ごしていた。
2023年8月のマイアミ退団以降は、サンアントニオFCやオランダ2部ADOデン・ハーグでプレー。2024年6月にデン・ハーグを退団し、2024/25シーズン開幕直後もフリーの身だったが、9月末にローダJCへ加入。同クラブではしばらく出番が無かったものの、正守護神の負傷離脱に伴い、直近のオランダ2部リーグ戦3試合でフル出場。うち2試合でクリーンシートを達成している。
新天地でのアピールが続いているマルスマンだが、オランダメディア『haaglandenvoetbal』が12月4日に伝えたところによると、同選手の代理人と山口の幹部による交渉がスタート。オファーの有無や内容には触れていないものの、マルスマンとローダJCの契約期間は2024年12月に満了するため、移籍金ゼロでの獲得が可能に。ローダJCもオランダ人GKの後釜確保に向けて動いているという。
今季J2リーグで11位という結果に終わった山口。すでに志垣良監督の続投が決まっているが、GKの補強が優先課題である中、早速外国籍選手の獲得に向かっているようだ。
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