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中山雄太は来夏移籍?アジア杯出場の可能性にハダースフィールド監督反応

中山雄太 写真:Getty Images

 ハダースフィールド・タウンFC所属の日本代表DF中山雄太は、今月25日に行われたイングランド2部リーグ第17節サウサンプトン戦で途中出場。来年1月のAFCアジアカップ出場の可能性があるだけに、ハダースフィールド指揮官は中山の代替選手獲得に動いていることを明かしている。

 中山はカタールW杯開幕直前に行われたリーグ戦で右足アキレス腱を負傷。カタールW杯欠場を余儀なくされたほか、昨季後半戦を棒に振った。それでも今年7月に実戦復帰すると、9月20日の第7節ストーク・シティ戦以降はほぼ全試合でスタメン出場。サウサンプトン戦ではベンチスタートだったが、味方選手の負傷により前半21分からプレーした。

 守備陣に欠かせない選手であるだけに、ダレン・ムーア監督は中山が一時離脱する可能性を危惧している模様。英紙『ヨークシャーポスト』によると、指揮官は試合前のインタビューで以下のようなコメントを残したという。

 「来年1月にアジアカップやアフリカネイションズカップがある。早めにビジネスをしたいのは山々だが、そのためには乗り越えなければならないハードルがある。多くの人々は既存戦力の放出を望んでいない。そういった外的要因もあり、必ずしも1月のウィンドウが開いてすぐに獲得に乗り出すとは限らない」

 「つまり、我々は1月上旬(での新戦力獲得)を目標にしているが、他にも考慮しなければならない点があるので、思っているほど簡単ではないかもしれない」

 また『ヨークシャーポスト』は、17試合を終えて3部降格圏手前の21位に沈んでいるハダースフィールドの現状に触れるとともに、「今冬の移籍ウィンドウで抱えている問題点のひとつに、アジアカップ開催による所属選手の離脱がある」と伝えている。

 なお英メディア『フットボール・リーグワールド』は今年9月に「2023/24シーズン終了後に契約満了で退団の可能性がある選手たち」として中山を紹介。「ハダースフィールド加入以降は怪我に悩まされている。両者の契約はあと1年しか残っていない。コンディションの問題が続く場合は、契約更新とならない可能性がある」と、今季限りで退団する可能性を指摘している。