ブルガリア1部PFCロコモティフ・プロヴディフ所属の元U21クロアチア代表GKディンコ・ホルカシュに、Jリーグ移籍の可能性がある模様。サンフレッチェ広島OBのミハエル・ミキッチ氏に情報提供を求めるなど、水面下の動きが活発化しているという。
現在24歳のホルカシュは、クロアチア1部ディナモ・ザグレブの下部組織出身。ただトップチームではレギュラー定着とはならず、3度のレンタル移籍を経て、昨年7月にディナモ・ザグレブからプロヴディフへ完全移籍した。
しかしプロヴディフでは、加入1年目の2022/23シーズンから正守護神として活躍。2023/24シーズンもここまでリーグ戦全14試合でフル出場し、6試合でクリーンシート。チームが9連勝と開幕ダッシュに成功した後、先月末から今月はじめにかけては3試合でゲームキャプテンを務めている。
ただブルガリア国内メディアの報道によると、ホルカシュのもとにはブルガリア1部ルドゴレツやアジア圏のクラブからオファーが届いているとのこと。プロヴディフとの契約期間は2023/24シーズン終了後までであるが、現時点では契約延長の可能性が低いという。
またホルカシュの代理人はクロアチア紙『Sportske novosti』のインタビューに応じた際、ブルガリア国内メディアの報道内容に言及。「ブルガリアからのオファーに関しては、今年夏に1クラブ断ったとしか言いようがない」と語った上で、アジア行きやプロヴディフ残留の可能性について以下のようなコメントを残している。
「日本からオファーが届き、ミキッチに意見を求めた。ミキッチは日本で長くプレーし、今回オファーを提示したクラブについて紹介してくれた。日本のクラブの名前は言いたくない。プロヴディフとの契約延長も検討した。ただ現時点でクラブとこちらの利益が一致しており、クラブが売却に踏み切る可能性は高い」
なお広島や湘南ベルマーレでプレーしていたミキッチ氏は、以前から古巣のディナモ・ザグレブに日本人選手の獲得を勧めていたと、クロアチア国内で報じられている。日本に対して今もなお良いイメージを持っているミキッチ氏が、クロアチア人選手のJリーグ挑戦を後押ししている。
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