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伊東純也の移籍容認せず。スタッド・ランス監督が圧力「彼は残留する」

伊東純也 写真:Getty Images

 リーグアン(フランス1部)スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也には、DF長友佑都の古巣であるオリンピック・マルセイユをはじめ複数クラブからの関心が報じられていた。しかしランスとウィル・スティル監督が同選手の今夏残留を明言している。

 ランスとの契約期間を2026年6月まで残す伊東の去就については、再三にわたりマルセイユによる獲得調査が報じられたほか、今年4月にはフランス紙『レキップ』がランスのジャン=ピエール・カイヨ会長のコメントをリポート。これによると同会長は「様々なクラブが伊東の獲得競争を繰り広げている」と語っているほか、レスター・シティやバイエル・レバークーゼンなどが興味を示しているとみられていた。

 また伊東本人は先月27日のオリンピック・リヨン戦後、メディアインタビューで「来季はランスに残留するか」との問いに対して「今のところはそんな感じ」と、移籍の可能性に含みを持たせていた。

 そんな中、ランスは今月1日にスティル監督と新たに2025年6月までの2年契約を結んだことを公式発表。フランスメディア『フットナショナル』の報道によると、指揮官は主力選手である伊東について「彼はこの夏、ここから出ていかない」とコメント。同選手の移籍を容認しない考えを示した。

 伊東は昨年7月、ベルギー1部KRCヘンクからランスへ完全移籍。リーグアン初挑戦ながらも33試合に先発出場して6ゴール5アシストをマークするなど、右サイドでレギュラーに定着した。それだけにスティル監督は来季も攻撃陣の中心選手としての働きを期待しているようだ。