Jリーグ 柏レイソル

柏サポーターが侮辱行為。札幌MF荒野拓馬のゴール直後に中指立てる

荒野拓馬 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は3日に行われた明治安田生命J1リーグ第16節で、柏レイソルに5-4で勝利。MF荒野拓馬が先制ゴールを奪った直後、三協フロンテア柏スタジアムのホームゴール裏にいた柏サポーターのひとりが侮辱行為に及んでいる。

 札幌は前半10分、敵陣でボールをキープする中、MF駒井善成がペナルティエリア付近にいた荒野へバックパス。荒野がダイレクトで右足を振りぬくと、シュートはゴールマウス左隅に吸い込まれた。その後、両チームは壮絶な点の取り合いを繰り広げると、札幌は後半アディショナルタイムの45+1分にFW武藤雄樹のゴールで追いつかれたものの、45+3分にDF田中駿汰のゴールで勝ち越し。敵地で貴重な勝ち点3をつかんでいる。

 ただ一部SNSユーザーは、荒野が先制ゴールをあげた直後のDAZN中継映像をアップ。荒野がホームゴール裏のそばでチームメイトと喜びを分かち合う中、ゴール裏最前列で中指を立てた柏サポーターの姿が確認されている。

 Jリーグでは以前から選手やクラブ関係者、クラブに対する差別的投稿や誹謗中傷が問題となっている。また先月28日のJ2第18節・ベガルタ仙台対ジェフユナイテッド市原・千葉では、仙台サポーター1名が千葉サポーターにむけて中指を立てる侮辱的な行為に及び、仙台のホームゲーム8試合で入場禁止という処分を受けている。今回の一件をうけて、関係各所がどのような対応をするのか注目が集まる。