Jリーグ 愛媛FC

愛媛退団・吉田眞紀人氏が政界挑戦表明「木更津で…」元日本代表選手激励も

吉田眞紀人 写真:Getty Images

 浦和レッズOBの都築龍太氏や大分トリニータのレジェンド・高松大樹氏らにつづき、またひとり元Jリーガーが政治の世界に飛び込ぶ。昨季限りで明治安田生命J3リーグ・愛媛FCを退団し、現在千葉県社会人リーグ1部所属の房総ローヴァーズ木更津FCでプレーしている吉田眞紀人氏が政治活動挑戦を表明。元日本代表選手もはじめ多くの人々から激励を受けている。

 吉田眞紀人氏は今月13日、自身のツイッターアカウントを更新。「【ご報告】」と題すると、「この度、政治活動に挑戦する決断をしました」と表明。

 「自分が今までスポーツを通じて培ってきた力を生まれ育った街に還元し、ふるさとである木更津に恩返しがしたい… その想いが、この決断の原動力です。 私の原点「木更津」の地で、また新たなチャレンジへと走り出します!」と綴っている。

 また同氏は今年4月の統一地方選挙を前に、「千葉県木更津市で初のJリーガー・吉田眞紀人オフィシャルサイト」を開設。有権者にむけて以下のようなメッセージを発信している。

 「私はこの木更津の地で生まれ、多くの方々に育てて頂き今の自分があります。幼い頃から『サッカー選手になる!』という大きな夢を追いかけ、全てを賭けて戦ってきました。中学時代には木更津と横浜を結ぶアクアラインを渡り練習にも通いました」

 「私の人生は挫折の連続でした。何度も自分より優れた選手と出会い現実を突きつけられ、全国高校サッカー選手権の試合前日に左足の指を骨折するなど、プロになってからも4度の手術を経験しました。
夢を叶えようとすればするほど、心が折れそうになりました」

 「でもその度に応援してくれている人の顔が浮かび、もう一度だけ頑張ろうと自分を奮い立たせその繰り返しで、今まで戦い続けられたことは自分の最大の強みだと胸を張って言えます」

 「夢を追えば必ず苦しい事に出会います。でもその時に私の背中を押してくれたのは『ふるさと木更津』でした。2018年からは地域の活性化を目的とした『木更津ふるさと応援団』に就任し、SNSを中心に木更津の魅力を発信する活動を行なってきました」

 「通い慣れた道、見たかった笑顔、見慣れた風景。私の原点がここ木更津にあります。その大切な人たちや町にいつも支えてもらいました。次は私が皆さんを、そしてこの愛するふるさとを支えたい。その想いからこの挑戦をすることを決めました」

 「高齢世代から若い世代へ 若い世代から高齢世代へ パスをつなぎます!」

 吉田眞紀人氏にはSNS上で数多くの応援メッセージが寄せられているが、北京五輪アジア予選出場経験を持つカレン・ロバート氏も激励。

 房総ローヴァーズ木更津FCを運営会社『ローヴァーズ株式会社』の代表取締役であるカレン・ロバート氏は、「木更津市初のJリーガーで今シーズンからローヴァーズに加入してくれた吉田まきと選手が大きな挑戦に挑みます!彼の地元への愛は何年も前から感じてましたが、これはすごい挑戦!! リスペクトしかねっす」と投稿した。

 なお木更津市議会議員選挙の告示日は4月16日、投開票日は4月23日となっている。元Jリーガーである吉田眞紀人氏の新たな挑戦に注目が集まる。