U-20アジア杯で豪州とカタール撃破、ベトナムのエース「三笘を参考に」

　ウズベキスタンで開催中のAFC U-20アジアカップ2023（兼2023FIFAU-20ワールドカップ予選）で、若きベトナム代表が輝きを放っている。初戦でオーストラリアに1-0、2戦目でカタールに2-1で勝利して2連勝を飾り、グループBの首位に立った。ここまで2試合連続ゴールを挙げているFWグエン・クオック・ベトはカタール戦の後、「三笘薫（ブライトン）を参考にしている」と語った。

　グエン・クオック・ベトは、カタール戦の前半アディショナルタイムにカウンターから裏に抜け出すと、鋭い切り返しから右脚を一閃。ゴールシーンを振り返った同選手は、「三笘のプレースタイルを参考にしている。DFが迫っていたので、切り返して相手のマークを剥がし、GKの位置を見てニアを狙った」と話した。

　ブライトンで今季公式戦8ゴールを決めている三笘は、2022W杯での活躍もあり、ベトナム国内でも「アジアの新星」と呼ばれて注目されている。

　グエン・クオック・ベトは、U-17、U-19、U-21のベトナム選手権で5度の得点王に輝いたベトナムの次代のエースストライカー。U-20アジア杯で挙げた2得点は、スピードに乗ったドリブルから狙いすましたシュートという形で、本人が語った通り、三笘を彷彿とさせるゴールだった。

　なお、ベトナムは3月7日のグループリーグ3戦目でイランと対戦。ここで引き分け以上なら自力でのグループリーグ突破が決まる。